どうも〜。
今回はNetflixドラマの「ヴィンツェンツォ」についてレビュー記事を書いていきます。
「観賞する前にレビューを読んでおきたい」「どんなあらすじなのか知りたい」「この作品は面白いのか」などの疑問に対して個人的な主観から今作品の情報をシェアできればと思います。
本作は、コメディー要素とシリアス要素の両方を重ねた作品となっておりまして個人的には昨年話題になった「愛の不時着」「梨泰院クラス」に並ぶ作品だと思っております。
皆さんの中にも第二の「愛の不時着」を待望していた方が多くいらっしゃったと思います。僕もその中の1人でした。
久々に「これは来たな」という作品に巡り合えたなといっても過言ではありません。
この記事を読むことで、前半で概要を知ることができ後半で魅力部分について知って頂ければと思います。
【この記事をおすすめの方】
・Netflixで観るものを迷っている方
・ヴィンツェンツォの作品内容を知りたい方
・ヴィンツェンツォの魅力を知りたい方
・ヴィンツェンツォ以外のおすすめの韓国ドラマを知りたい方
では早速いきます。
基本概要
イタリアマフィアの顧問弁護士をしていたヴィンチェンツォ・カサノ(ソン・ジュンギ)はボスの死をきっかけに、韓国のビル地下に隠していた巨万の富を得るため渡韓することに。
いざ戻ってみると、ビルは財閥のバベルグループに目をつけられて一筋縄では手に入りません。ビルにオフィスを構えるベテラン弁護士に出会いバベルグループとのいざこざに巻き込まれていくことになります。自分の目的のため、そして正義のために、財閥バベルグループに挑む姿が描かれていきます。
本作品tvNにて放送されました。
2021年2月20日韓国で放送後、放映直後にNetflixにて配信でした。
韓国内視聴率も最高18%を記録。tvNの歴代6位の視聴率を博しました。
コメディ要素がたくさん散りばめられながら
本筋はダーク・サスペンスという不思議な感覚の物語でした。
現状日本国内では、昨年の韓国ドラマほど注目されている雰囲気はないですね!
キャスト
【主要人物】
ソン・ジュンギ(ヴィンチェンツォ)
代表作 「太陽の末裔」 「トキメキ☆成均館スキャンダル」
チョン・ヨビン(ホン・チャヨン)
代表作 「恋愛体質」
テギョン(チャン・ジュヌ)
代表作 「ザ・ゲーム」 「ドリーム・ハイ」「君を守りたい」
ユ・ジェミョン(ホン・ユチャン)
代表作 「梨泰院クラス」「花郎」「ミセン」
個人的には、主役の2人にどハマりしましたね。
チョン・ヨビンに関しては今まで存じ上げていなかったんですが、
韓国ならではの一重美人、キャラの濃さで強烈に印象に残りました!
個人的にはソン・ジュンギは出演作品の中でも、今作品が1番タイプでした。
坂口健太郎のような塩顔が好きな人にはたまらないです。
脇を固めるユ・ジェミョン、キム・ヨジンのお2人はカメレオン俳優すぎて驚かされますね。
今作品では頑固で正義感に溢れたホン・ユチャン(ユ・ジェミョン)は梨泰院クラスにて悪の権化として君臨していた長家の会長を演じられています。
また強烈な印象を放っている悪徳弁護士を演じたチェ・ミンヒさんは同じく梨泰院クラスにてヒロインの母親を演じていました。
本作品は話のスケールがデカく、アニメに出てくるような「キャラが立った人物」がたくさん出てくるのが印象的ですね!
プラザのビルの住人達もとても魅力的!個性がきちんとみんなたっていて物語に深みを加えてくれましたね!
ネタバレ感想解説まとめ
・話が全方位に向いている
・テンポ感
・役者がとにかく良い
・一貫した悪の姿勢
その他にももちろん、
ファッション、音楽、小道具、パロディ、アクションシーン、キャラクターにもたっぷり魅力がありました。
要素が多く、それをこんなにきれいにまとめているっていうのがとにかくすごい!!
話が全方位に向いている
普通わかりづらくなりますよね?
コミカルな笑いあり、
かっこいいアクションあり、
グロい復讐あり
感動できるヒューマンストーリーあり、
要は何でもありのドラマになっています。
第一話の冒頭部分では、完全無敵なマフィア弁護士が繰り出すシリアスの復讐劇の雰囲気を醸して進んでいきます。
途中からいや意外と抜けてるぞこの弁護士、ん?
住人達コッテコテのコメディ要素多いぞ?
どういうことだ、、、?
いや、ほんとどおいう話だ!?
と振り回されますww
普通要素を増やせば増やすほど、内容がぺらぺらになるわけですよ。
それなのに濃厚なドラマになっているという矛盾を孕んだ問題作でした。
本当よくまとめたなこの脚本!
実現させるスタッフの皆様に頭が下がる思いでいっぱいになりました!
テンポ感
話が全方位に向いている中で、
これが違和感なく見れたのはテンポ感かなと感じました。
尺の余韻があると物語に深みがでる反面、
個人の見る視点に解釈が求められる部分があります。
今作はその逆です。
コメディでドタバタ劇を繰り広げた後には
余韻を持たせずバッサリと進み
ノワール調の淀んだシリアスな場面へと進んでいきます。
このことによって緩急が生まれ、
気持ちが途切れることなく
駆け走ることができました。
ここでのノワールは、暗い・ハードボイルド・犯罪といった意味合いで使用しています!
役者がとにかく良い
出てくる役者の演技の幅が広いです。
スター達が集まる作品というよりは、名脇役達がたくさん活躍しています。
1作品の中でコメディな部分、ダークな部分、感動的な部分を折り重なっています。
もちろん人には多面性があるので不思議ではないのですが、
それにしても破綻が全くしてないんですよね。
世界観が漫画のようなあり得ない部分が多いため、
そのような世界観に助けられている部分は大きいのですがそれぞれのキャラが非常にたっていて引き込まれていきます。
登場人物のどのキャラクターにもフォーカスされている完全無欠の作品でしたね。
韓国ドラマあるあるの
他作品をパロディした場面が間に挟まれていくのも観ててテンションが上がるんですよねw
一貫した悪の姿勢
街の弁護士(ホン・ユチャン)の正義感と頑固さに触れて、
正義の弁護士になって悪の大企業バベルグループに対峙するのが通説だと思います。
今作は、ホン・ユチャンの正義に惹かれながらも
自分のスタイルを崩さない美学がありました。
「毒には毒を以て制す」
その言葉通り後半になるにつれ
徹底的な悪のスタイルでボッコボコに潰して姿にしびれました!
放映の途中で休止を一週間挟んだのですが、
そのことでより一貫した悪の姿勢が確立されましたね!
その他
伏線が面白い
ストーリーに対しての伏線というより、役割を通しての伏線が面白いなと思いました。
もちろん別の役割があるからストーリーに影響を与えてくるんですが、
皆さん別の職業、経歴を持ちすぎですw
シリアスな部分から、コメディ要素な役割まで多岐にわたるので見ていて飽きません。
回を進めるごとに思わずツッコミを入れたくなります。
ファッション
主役の2人がとにかくイケています。
モードでびっしり決めている感じがとても良いです!
個人的には裁判所への登場シーンがめちゃくちゃかっこよくできていて好きです。まるでファッションショーへ現れた2人の茶目っ気たっぷりな姿に魅了されました!
小ネタ
地味に小ネタが効いています。
例えば、ライターですかね。
音も含めて印象的に使用されていますね。
ノワール的な雰囲気を助長していて映画好きにはたまらないですね。
その他にもスーツ、鳩、イタリアン、エクササイズ、オペラ調の音楽など小ネタが話を盛り上げてくれます。
1つ1つの小ネタがその人らしさを
現しているのも特徴的でとてもいいですよね
CG
イタリアのシーンはコロナの時期もありどう撮影したのかと思ったのですが、ほぼフルCGでしたね。
接地面の美術は作成して、 役者部分のマスクが抜けるように その部分はグリーンorブルーの合成幕を背景に置いて カメラのワークがある部分はターゲットを貼ってると いった感じで日本で作成している方法は変わりませんが規模が全然違いますね、、、
この規模だとお金も気になりますが、
作成する期間が非常に気になります!
パロディ
韓国ではよく別のドラマをオマージュして作品に落とし込んでいるんですが
今作品でもクスりと笑える演出が各所に散りばめられています。
こおいった演出は韓国ドラマファンからしたら
たまらないものでよく作られているなーと感心させられます…!!
OST
韓国ではタイアップとして音楽が制作されるのですが
その音楽も非常に人気です。
20話に及ぶのでOSTの長さも半端ないですww
「ヴィンチェンツォ 」を好きな人なら必ず観た方が良いおすすめ作品
以前書いたおすすめの韓国ドラマも紹介しておきます。
韓国ドラマは、長尺ながらどの作品も
濃厚なものとなっておりますのでぜひ一度は鑑賞してみてください!
まとめ
今回は、「ヴィンチェンツォ」に関して記事を書かせてもらいました。
本筋は、大財閥バベルグループに対して弱者をまとめたヴィンチェンツォが復讐していくダークサスペンスのドラマで、全方向のベクトルへ抜きん出た作品でした。
【魅力】
・話が全方位に向いている
・役者がとにかく良い
・一貫した悪の姿勢
本作は近年の韓国ドラマのトレンドをよく掴んだ作品で、
全世界でも大きな人気を博した作品となりました。
「ヴィンチェンツォ 」を見る事で、さらにNetflixを好きになってくれればと思います。本日は以上です。