皆さん、こんにちは!
秋田県大仙市で開催された「大曲花火大会」に行ってきました!
日本三大花火大会のひとつであり、“花火の聖地”とも呼ばれる大曲花火大会。アクセスや宿泊の難しさでも有名ですが、実際に訪れてみるとその理由がよく分かりました。
今回は、大曲花火大会2025の体験レポートとして、実際のアクセス方法、ホテル予約の難しさ、そして現地で感じた雰囲気や花火の魅力をまとめてお届けします。
実際の行程は「山形で前泊 → 秋田で花火大会を観覧 → 盛岡で後泊 → 東京へ帰宅」という、東北を横断するような旅になりました。近隣でホテルが取れない方の参考にもなると思います。
大曲花火大会ってただの花火でしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、実際に体験してみると規模の大きさ、観客の熱気、そして“競技大会”ならではの芸術性が他の花火大会とはまったく違いました。
この記事を読むと、大曲花火大会のアクセス方法・宿泊のコツ・混雑状況・花火の見どころが分かります。来年以降に参加を検討している方の参考になれば嬉しいです。
【この記事をおすすめの方】
・大曲花火大会を考えている方
・宿泊、移動手段、現地での楽しみ方を知りたい方
大曲花火大会とは?見どころと魅力
大曲花火大会(正式名称:全国花火競技大会 大曲の花火) は、秋田県大仙市で毎年8月に開催される日本最大級の花火大会です。
全国から選ばれた一流の花火師たちが集まり、技術と芸術を競う“競技花火”。その舞台が大曲なのです。
他の花火大会との違い
- 花火師たちが 「日本一」 をかけて腕を競い合う大会
- 審査基準は「色彩・構成・独創性」など多岐にわたる
- その熱い戦いぶりから、「花火の甲子園」 と呼ばれている
見どころポイント
- 昼花火:煙や色煙管を使った独特の演出
- 夜花火:10号玉や創造花火、音楽とのシンクロ
- 大会提供花火:圧巻のスターマイン、会場全体が震える迫力
さらに、大きな花火が打ち上がるたびに起こる観客の歓声と拍手。
会場全体がひとつになる瞬間は、大曲でしか味わえない感動です。
実際に印象的だったシーン
個人的に印象的だったのは、オロナミンC提供ドローン演出。
ドローンでKANさんの「愛は勝つ」の歌詞が夜空に浮かび上がり、
観客全員で大合唱する花火大会前のイベント。会場が一体となる雰囲気は少し贅沢な時間でした。
また、今回は有料席での観覧が初めての体験。
迫力ある花火を間近で見られるだけでなく、全体を見渡せる安心感もあり、
「大曲に行くならぜひ一度はトライしてほしい!」と思えるほどおすすめです。
昼花火は早めに会場入りして食事を調達しつつ
鑑賞するのがおすすめです!
大曲花火大会のタイムスケジュールと当日の流れ
ここでは、自分が実際に体験した 大曲花火大会当日のスケジュール をまとめます。
移動や食事のタイミング、会場入りの目安になれば幸いです。
11:00頃 山形駅を出発(新幹線)
山形 → 新庄(新幹線:約40分)
新庄 → 横手・大曲方面(在来線)
合計で2時間半〜3時間ほどの移動です。
👉 この時点から座席はほぼ埋まっているので、指定席は必須です。
15:00〜16:00 大曲駅に到着
駅周辺はすでに混雑。昼食を取るなら、横手で軽く済ませておくと安心です。
もしくは屋台はすでに空いているのでそちらで済ませるのも手です。
16:30〜17:00 河川敷へ移動・場所取
有料観覧席ならそのまま会場へ。無料席はこの時間からかなり混み合うので、早めに入場して確保しましょう。
ちょうど 昼花火(午後4時頃〜) が始まる時間帯。煙や色煙管を使った独特の演出を楽しめます。
17:00〜18:30 屋台で夕食を購入
焼きそば、唐揚げ、ポテト、ビールなど定番の屋台グルメが充実。
花火が始まる前からすでにお祭り気分です。
18:50〜21:30 本番スタート(夜花火)
いよいよ大曲花火大会の目玉である花火大会。
創造花火や音楽とシンクロするスターマイン、そして圧巻の 大会提供花火 まで一瞬も目が離せません。
観客の歓声と拍手が会場全体を包み込み、まるで「芸術作品」を鑑賞しているような時間でした。
21:30〜24:00 会場発 → 大曲駅へ
花火終了後は一斉に観客が移動するため、大曲駅は大混雑。
新幹線に乗るまでに1時間以上待つ覚悟が必要です!
24:00〜25:00 盛岡駅に到着
この日は盛岡に後泊。大曲周辺はホテルが取りづらいため、周辺都市で宿を確保しておくのが現実的です。
ちなみに花火たち会の帰り大曲駅で1時間半近く待ちました。
彼女はとても萎えてましたw
旅行行く前の準備
・チケットの購入(観覧席チケット)
・宿泊場所の確保
・移動チケット(新幹線・車・ツアー)
チケットを購入しないと始まらないので、
勢いで購入しちゃいましょう!!
チケットの購入
観覧席チケットは有料席がおすすめ
遠方から行く場合、まず準備すべきは 観覧席チケットの確保 です。
無料の河川敷席でも観覧できますが、地元の方が早くから場所取りをしていて、椅子やテーブルなどを持ち込んで各々楽しんでいる様子でした。
せっかく遠方から訪れるなら、やはり有料席での観覧がおすすめです。

有料席の種類と体験談
大曲花火大会の有料席には、イス席・テーブル席・カメラマン席などいくつか種類があります。
自分たちは今回、テーブル4人席を2席購入しました。
結果的に知らない方との相席になりましたが、机と椅子が用意されていたおかげで食事もしやすく、花火を間近で見られる迫力も十分。とても快適で、コスパも良いと感じました。
チケットの購入方法
チケットは例年、公式サイトやローソンチケットからの販売が基本です。発売開始後すぐに売り切れることが多いため、早めの購入が必須。
今回は直前まで予定が確定できず公式での購入が難しかったため、 チケジャム を利用して入手しました。
次回もし行く機会があるならば、堤防席から会場全体の雰囲気を味わうのもとても良いなと思いました!
宿泊場所の選択肢と特徴
大曲花火大会は観客数が多いため、宿泊先の確保は最大のハードルです。
ここでは実際に泊まってみた経験も含めて、主な選択肢を整理しました。
<選択肢>
①大曲 (大仙市の中心)
②大曲近く (大仙市 神宮寺・刈和野 / 角館 / 湯沢 )
③秋田駅
④盛岡駅
①大曲 (大仙市の中心)
メリット:会場から近く、花火が終わったらすぐ休める
デメリット:宿の数が少なく、1年前から埋まるほど予約困難
「とにかく楽したい」派にはベストですが、予約難易度は最上級です!
② 大曲近郊(神宮寺・刈和野・角館・湯沢)
在来線は利用者が多いですが、列の進みは意外とスムーズ
観光重視なら角館(武家屋敷など観光地あり)
宿泊のしやすさ重視なら湯沢
大曲に近い利便性なら神宮寺・刈和野
次回行くなら「角館に泊まって翌日観光」もいいなと思いました〜
③ 秋田駅(新幹線で約30分)
新幹線の本数が多く、列の進みも比較的早い
会場からの移動時間+新幹線30分なので、負担はそこまで大きくない
混雑は避けたいけど、アクセスもそこそこ快適にしたい人向け!
④盛岡駅(新幹線で約1時間)【実際に宿泊】
今回は盛岡に宿泊しました。
花火終了後、21時半過ぎに会場を出て大曲駅に向かいましたが、
新幹線の本数が少なく、列の進みがとても遅いのが正直な印象です。他方面の列がどんどん進む中、盛岡行きはほとんど動かず、約1時間半待つことになりました。
さらに、新幹線に乗ってからも約1時間。立ち席だったので疲れた体にはなかなか堪えました。
「体力的に負担が大きい」点は覚悟しておいた方が良いです。
ただ、その分翌日は盛岡観光を満喫できました。
駅前のホテルに泊まったので移動はスムーズで、名物の冷麺を楽しめたのは後泊ならではのご褒美。
新幹線の場合、盛岡が始発になるので
自由席でも座れるのも魅力ですね!
宿泊選びのポイントまとめ
- 大曲 → 予約難易度高いが快適
- 大曲近郊 → 翌日観光と組み合わせやすい
- 秋田 → バランス型でおすすめ
- 盛岡 → 翌日の観光に強いが移動の負担あり
移動手段
東京駅 → 山形駅 (新幹線)
山形駅 → 新庄駅 (新幹線)
新庄駅 → 大曲駅 (在来線)
大曲駅 → 盛岡駅 (新幹線)
盛岡駅 → 東京 (新幹線)
新幹線には、指定席・自由席のほかに 「立席特急券(たちせきとっきゅうけん)」 という扱いがあります。
新幹線の場合には、こちらが最悪とれるのでぜひ忘れずに。
宿泊先
盛岡シティホテルは、大曲花火大会当日ということもあり、通常の約3倍ほどの料金になっていました。
お部屋自体はシンプルで、いわゆる“普通のビジネスホテル”という印象です。
宿泊するだけなら特に困ることはありませんが、朝食は付いていないため、近くのお店で食べることになります。
近くにはコンビニもありましたが、皆さん考えることは同じで、深夜でも関係なくとても混み合っていました!
ちなみに、前日に宿泊した山形駅周辺のワシントンホテルも同じくらいの金額でしたが、
そちらは部屋の広さやベッドの大きさはとてもひろく、朝食も料金を追加すれば付けられる仕様でした。
このことからも、大曲花火大会の影響が盛岡の宿泊費にも波及しているのだと実感しました。
ちなみに盛岡駅で最安のところを選びました!
宿泊費は1万5000円ほどでした。
まとめ
初めての「大曲花火大会」、行ってみたら本当に規模が桁違いでした。
“花火の聖地”と呼ばれる理由がよく分かりました。
特に印象に残ったのは、草っ原の河川敷で過ごした時間です。
夕方はまだ明るくて暑かったのに、だんだん涼しい風が吹き始めて、空が暗くなっていく中で花火が上がるあの雰囲気。
映像では伝わらない空気感があって、とても気持ちが良かったです。
有料席はやっぱり正解でした。
花火を間近で見られる迫力はもちろん、席がある安心感は大きいです。
KANさんの「愛は勝つ」に合わせたドローン演出では、会場全体で大合唱になって少し鳥肌が立ちました。
✔ 昼花火は色煙管や煙を使ったユニークな演出で新鮮
✔ 夜花火は創造花火・音楽とのシンクロ・10号玉の迫力が圧巻
✔ 「花火の甲子園」と呼ばれる競技大会ならではの芸術性
✔ 有料席は迫力・快適さともに◎ 初めての人にこそおすすめ
✔ 草っ原で味わう夕方から夜への空気の変化が最高に心地よい
✔ KANさんの曲とドローン演出による大合唱は現地ならではの感動体験
大曲花火は、アクセスも宿探しも大変でしたが、それを超える価値がありました。
今年一番の思い出になったし、「遠くからでも行く価値がある花火大会」だと心から思います。
来年以降行く方は、ぜひあなたなりの“大曲の楽しみ方”を見つけてみてください。
本日は以上です。
また機会があれば来年も行きたいです!!!