雑記

【Netflix】邦画・新聞記者 の魅力に関して徹底解説!

どうも〜。

やまとんです。

今回はNetflixドラマ「新聞記者」についてレビュー記事を書いていきます。

「観賞する前にレビューを読んでおきたい」「どんなあらすじなのか知りたい」「この作品は面白いのか」などの疑問に対して個人的な主観から今作品の情報をシェアできればと思います。

本作は、2019年日本アカデミー賞・最優秀作品賞受賞の映画「新聞記者」のシリーズドラマ化した作品です。
賞を受賞したことで箔がついてドラマ化につながった形かと思われます。

自分は学生時代、藤井監督の作品にめちゃくちゃ憧れていました。
2014年に上映された「東京」という作品に出会い、それからずっと追いかけています。

この記事を読むことで、新聞記者の魅力、ひいては藤井監督、BABELLABELに関しても知って頂ければと思います。

【この記事をおすすめの方】
・Netflixで観るものを迷っている方
・新聞記者の作品内容を知りたい方
・新聞記者の魅力を知りたい方
・藤井監督、BABELLABELについて知りたい方

では早速いきます。

基本概要

自分のスタンスを崩さず粘り強く取材をすすめる新聞記者が本作の主人公(米倉涼子)。 総理夫人の口添えで国有地(栄新学園)売却を既存の10分の1の価格で売ったのに対し、国会答弁にて総理の失言から物語は発端する。政府側は失言を事実にするために公文書改竄を行うのに対して、そのことがマスコミに漏れてしまう。

実際に起こった「森友学園」問題をモチーフに作成されたのはいうまでもない。ただこの映画が森友学園をモチーフに制作したからといって社会派ドラマとして認識して欲しくない。

このドラマは、あくまで弱い立場で声を上げることができない人々に寄り添った新聞記者、そして栄新学園問題に携わった人たちの各々のドラマを描いたフィクションだという認識であって欲しい。

やまとん

藤井監督は群像劇を描くことが多いんだけども今回もどのキャラクターも丁寧に描かれていてそこが良かったです!

キャスト

【主要人物】
米倉涼子(松田杏奈)
代表作 「ドクターX〜外科医・大門未知子〜 」「交渉人〜THE NEGOTIATOR〜」

綾野剛(村上真一)
代表作「コウノドリ」「最高の離婚」「新宿スワン」

横浜流星(木下亮)
「初めて恋をした日に読む話」「愛唄-約束のナクヒト-」

吉岡秀隆(鈴木和也)
「北の国から」「Dr.コトー診療所」「ALWAYS 三丁目の夕日」

キャスティングがとても良かったです。

失礼を承知でいいます!
久々にこのドラマを見て、役者ってすごいな。
多くのスタッフ・撮影関係者がいる中で演者がスやっぱり主役なんだなと
感じました。

どんなに脚本が良くても
それを何倍にも超えて面白くしてくれるキャスト陣でした。

米倉涼子さんの演技は普段と異なって抑えめの演技。
感情を抑えているというのが、サラリーマン特有の組織で生きる人の姿に重なって映りました。

自分の気持ちをぶちまけて、カリスマ性で問題を解決するのではなく、
問題を解決するために、とことん寄り添って自分なりの最善をつくし続けていたため共感できる場面が多かったです。

吉岡さん演じる鈴木。
思い悩む等身大の公務員の役はまさにはまり役で
吉岡さん以外考えられなかったです。

横浜流星さんはこんなにも素敵な俳優さんだったんですね。
以前見た青の帰り道は藤井監督が描く世界観によくいる俳優さんという印象でした。
今作品。流星さんがいることで物語に新たな視点、深みが出てくる非常に重要な役どころでした。

映画にはない設定で、事件にも関わりなく政治に興味のない若者代表の視点。
つまり観客である僕ら側の視点でスパイスになっています。
事件に巻き込まれていくこと自体も、視聴者全員が当事者になりえることの警鐘にも感じられる作りとなっていました。

1番今までの藤井監督の作品を踏襲していて素敵でしたね。
辛い世の中にどこか諦念を持っていて、漫然と過ごして行く中で悲劇に巻き込まれたことで自分の人生をしっかり考え、答えを出して前を向いていく希望の象徴として描かれていました。

やまとん

普段だったら米倉劇場になるところ
今作品では抑えているのも特徴的でした!

ネタバレ感想解説まとめ

・あくまで人間ドラマを描いた作品
・正義の話
・音楽がとにかく良い
・藤井さんの作品でありながらもエンタメに昇華されている

正直1話目を見てる時、微妙だなと感じました。

物語が進んでいるようで状況の説明がされているだけに感じられて映画版「新聞記者」の焼き増しを見ている感覚でした。

しかし、さすが藤井組ですね。

後半に進むにつれて人間ドラマがどんどん生まれていくこと。
「栄新学園問題」を中心に様々な階層でドラマが出てくるんですが、
同じ問題でも人の感じ方、語られ方、三者三様なんですよね。

久々に邦画を見て良かった。
世界に誇れる日本ドラマが生まれて良かったなと。

心の底にふつふつとした想いを抱えて、
うまくいかない世の中、世界に中指をたてている世界観

それに加えて家族の愛、希望が加わっているそんな素敵な映画でした。

あくまで人間ドラマを描いた作品

「栄新学園問題」に対して様々な立場でそれぞれの想いを丁寧に描かれた作品です。

隠蔽を進めるための政府側の官邸・総理補佐官、財務省・理財局長、中部財務局。隠蔽を暴くために動く新聞記者。自殺した中部財務局・局員の遺族。

立場が違えば、感じること。そして行動が異なります。
今作品ではどの立場の人達も平等に描かれていくため心情に共感してしまいます。

また普遍的な誰にでもあてはまる会話が差し込められるのも特徴的です、
その会話でキャラクターが形作られ、共感が生まれその後の人物の変化であったり、物語自体に深みが感じられるのが良かったです。

例えば、大学3年生になって就職活動を始めた時の話。
木下亮(横浜流星)はどこか就職活動に冷めていて、何をどう頑張ればいいのかわからないけど周りが就職活動を始めたのでとりあえず就職活動を始める。

それに対して、大学3年目になったことで割り切って本気で就職活動に取り組む友人。

自分の学生時代とも重ねてしまいました。
大学入った当初はサークルに馴染むのが精一杯で楽しくすることに必死で、慣れると女の子ばっかり追いかけて怠惰に過ごす毎日。

あっという間に大学3年生になり、それぞれの進路を考えてまた動き出す。

割り切って就職活動をする人の中にも、表面的には無理していないようにしててもうまくいく人とうまくいかない人もいて、独特な雰囲気な1年だったなと呼び起こされましたね。

そんな誰にでも通ってくる悩みをさらっと入れこみことで、
物語を多面的に表現していました。

悩みによってそれぞれのキャラが掘り下げられて魅力的に映っていくのも印象的でしたね、

音楽がとにかく良い

圧倒的にリッチな音楽で、
音楽によって気分が大きく扇動されて物語に深みが生まれていました。
重厚感で作品全体を盛り上げてくれています。

世界をまたにかけて活躍している音楽家岩代太郎さんが担当されています。

過去作品として、
「殺人の追憶」「レッドクリフ」「利久にたずねよ」
といったものを担当されています。

近年では「ヤクザと家族」でも藤井監督と一緒にしているみたいですね。

お洒落、今っぽさとは一線を画して
王道の映画音楽の魅力が存分に出ていました。

やまとん

豪華な音楽作りになっていますが、
あくまで作品全体を盛り上げる引き立て役になっているところがやっぱりすごいです!

藤井さんの作品でありながらもエンタメに昇華されている

藤井監督の作品は基本メッセージ性が強い作品が多いです。

世の中のうまくいかないことに対して、
憤りを感じどうにかして昇華させ、もがきながらそれでも生きていく。
その熱い想いに明日頑張って自分自身も生きていこうと感化されることが多いです。(100%僕の偏見で語っていますが、、、)

しかし、本作品は元々社会問題を取り上げているためメッセージが強くなりやすいです。
そのためアプローチがいつもと逆のように感じました。

なるべく感情を爆発させないように
うまくいかなくても辛抱強く向き合い続ける。

フラストレーションを物語の一番盛り上がる部分に爆発させる
いつもの展開とは異なりました。

やまとん

それぞれの登場人物の掘り下げ方がちょうどよすぎました。多すぎず少なすぎず絶妙なバランスすぎて脱帽、、、

まとめ

今回は、Netflixドラマ「新聞記者」に関して記事を書かせてもらいました。

藤井監督ならではの魅力がいっぱい詰まった作品でした。

①群像劇で様々な人を描くのがうまい
②メッセージ性の強い作品
③世の中の弱い人が世間に中指を立ててる世界観

藤井さんの特徴だと思っていて、存分に発揮されたんじゃないでしょうか?

【本作の魅力】
・あくまで人間ドラマを描いた作品
・正義の話
・音楽がとにかく良い
・藤井さんの作品でありながらもエンタメに昇華されている

長編デビュー作品として、オーファーザーを監督していたんですが、
これが面白くなかったんですよね。

作風などを考えれば当たり前なんですが、、、

ただこの得意分野の手腕を発揮した今だからこそ、
普段の作風とは違う掛け合わせで魅力的な作風をまた作って欲しいなと思っております!

別記事にて藤井監督、BABELLABELについて記事を書かせて頂ければと思います。

「新聞記者」を見る事で、さらにNetflixを好きになってくれればと思います。

本日は以上です。